地下鉄で銀座通りへ



歩行者天国になっている「サイールゴフ通り」は、街の目抜き通りだ。
いわゆる、我々のいう「銀座通り」は、ティムール広場の中央からスタジアム方面に、真っ直ぐに伸びていた。1kほどのその通りを、地元の人たちは「ブロードウェー」と呼んでいる。
それは、オープンカフェや土産屋の露店が続き、夜遅くまで賑わっているからだという。きっと、ニュー・ヨークのマンハッタンにあるブロードウェー大通りと、重ね合せているのだろう。
そんな、ウズベキスタンのブロードウェー大通を歩いてみた。
近くまでは、地下鉄で行く。タシケントには三路線の地下鉄があり、中央アジアでは唯一の地下鉄である。
東京のメトロと同じような入口から、階段を下りる。正面には切符売り場かあり、先ずジェトンという、コインのようなプラスチック片を買う。その横には、JRにあるような自動改札機が並んでいる。そこにジェトンを入れて通り抜け、ホームに出る。
ちょうど、通勤者の帰宅時間とかち合ってしまい、混み合っていた。車両は、結構揺れる。それに、急発進や急ブレーキをかける、荒っぽい運転だ。
三つ目の駅で下車をして地上に出ると、そこはムスタキーリク広湯前だ。右折すると、ブロードウェー大通りに出た。
近代的なビルの立ち並ぶブロードウェー通りを歩いているのは、若者ばかりだ。若い女性のミニスカート姿も、ちらほら見かける。さほど混み合ってはいないが、夜は賑わっていることだろう。
わたしはニュー・ヨークヘ行った折、ミュージカル『キャッツ』を観にマンハッタンのブロードウェーを歩いたことがある。本場のブロードウェーとの比較にはならないが、小規模の華やぎは感じ取れる。




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