生活……あれこれ



 先ほどのナヴォイの町で感じたのだが、町には、たくさんの大人たちがたむろしていた。今日は火曜日だ。休日でもないのに、みんな暇そうな人たちばかりだった。仕事場が無くて、失業している人たちなのだろうか?
ガイド氏に聞くと、「そういう人も多いです」と、曖昧に答えながら頷いた。氏の重い言葉に、わたしは、それ以上のことを聞かなかった。
ウズベキスタンの平均的給料を聞いてみると、公務員は、8万スム(8千円)から12万スム(1万2千円)だという。銀行員や会社員は、10万スム(1万円)ほどだそうだ。
ガイド氏は自分の給料を、笑いながら言った。
「ガイドの仕事は、月に8万スム(8千円)です」
やはり、外資系の会社は高給で、30万スム(3万円)もらえるという。
氏が住む、首都・タシケントの住宅費は、1ヶ月2万スム(2千円)ほどだそうだ。むろん、電気や水道料によって違ってくるそうだ。
ガイドのほかに、日本語教師の給料が入るから、ガイド氏は生活費には事欠かないだろう。しかし、一般の勤め人にとっての住宅費は、厳しい値であろう。



ウズベキスタンは日本とは違い、若い人たちが多い国である。年齢層を見てみると、人口の70パーセントは、30歳以下だという。平均年齢は、男性が65歳で女性が71歳だそうだ。
結婚年齢は、やはり、田舎の方が早いという。都会では、男性が22歳〜25歳で、女性が20歳。田舎では、男性が18歳から20歳で、女性は18歳で結婚しているそうだ。
都会では、恋愛結婚が多くなったと言うが、現在でも、80パーセントは見合い結婚だという。ちなみに離婚率は、7パーセントだそうだ。



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