シルクロードの風と鼓動

                                       

































シルクロードとは、アジアとヨーロッパを結ぶ、内陸アジアの交通路の総称である。


古代から続く、東西交通路の全貌はきわめて複雑であるが、大別すると、ステップ路とオアシス路、南海路の三つに分けられる。一般に、狭義にシルクロードというと、中央アジアを東西に横断するオアシス路を指している。
「シルクロード」との名付け親は、ドイツの偉大な地理学者・リヒトホーフェンだ。リヒトホーフェンは自身の大著「シナ」の中で、「絹の道」と記している。彼は、有名なスウェーデンの自然科学者のスウェン・ヘディンの先生に当たる。
その壮大な砂漠の中のオアシス路は、線で結ばれているのではなくて、面で繋がれているのだ。南北に結ばれた連絡路は、大きな網の目のように縦横に走っている。その主な機能は交易であり、東からに西に絹が運ばれ、西から東へガラスが伝わっていった。
我が国に入ってきた仏教文化も、シルクロードを通ってインドから中国、朝鮮半島を経て渡来したのである。仏教文化は交易に付随した結果であり、シルクロードはまさに、東西文化の架け橋ともいえよう。
いつのころからか、そんなシルクロードに興味を持ち、しだいにその言葉が脳裏の隅々にまで響き渡っていったのだった。
東方の出発点の中国から、終着点でもあるイタリアまでは約12000km。わたしはシルクロードに接する、いくつかの国を旅をした。この目で見た、シルクロードの姿をご紹介したい。






世界の高峰挑戦史
インド文明の悠久なる鼓動


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